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-エピソード-

■市の街並み景観賞を受賞

私は、過去にある埼玉県のベッドタウンで街並み景観賞を頂いたことがあります。

その賞は、一年の中で、住宅建築や開発分譲地などその地域の街並みや景観などの向上に寄与したものに対して送られるものです。

住宅は、ハードだけを目的に買うのではありません。又、経済価値だけを目的とするものでもない。マイホームであれば、そこに住む家族の幸せを目的として、お客様は住宅ローンを組み購入するのです。

その幸せになる仕組みを建築やランドスケープに取り入れるのです。

その分譲地のちょっとしたエピソードをお伝えします。

区画は、7区画の小さな開発分譲地で、3区画を先行で建築し建売、4区画を建築条件付きの分譲地として販売しました。街並みを統一するために、屋根や壁の材質や色を統一し植栽などのランドスケープまで統一感を出し、永く街並みが美しく気持ちよい空間でありたい、そんな志向の下での演出でした。土地から購入し、注文で建てて頂くお客様にも、その趣旨を説明し、間取りのプランは、当然お客様の求める設計をしますが、外観デザインは街並みの統一を優先させて頂くこういうルールの元販売をしたのです。

販売は、目論見通り順調で、3区画の建売等は、現物を見学したお客さまが即、購入を決意頂き土地の方も3区画は、建売等を見学していただいたお客様がコンセプトを理解していただき、ご契約に至りました。さて、最後の1区画です。これも、さほど苦戦することなく、契約に至り、いざ設計となった時に問題が発生しました。お客様が、自分達の求める外観デザインで建築したいとの要求が出たのです。契約時の営業担当の説明が甘かったのか?、お客様の心変わりか?、コンセプトを理解頂いて契約して頂いたと思ってますから、私はお客様からそのような声が出るとは思っていませんでした。分譲業者サイドからすると、最後の1区画を定価で売り切って、その開発現場全体の予定利益が取れるというものです。

なので、不動産会社の常識からすると契約は、解約したくないのです。選択は、2つに一つです。このお客様の意見を聞いて、街並みが崩れてしまうのを許容するのか?それとも解約するか?解約という事は、確定した利益を一度放棄して、又、新たなお客様を一から探すという事です。私は、まず、そのお客様に、手紙を書きました。内容は、この街並みのコンセプトを説明し、それはデザイナーや設計士の自己満足の物ではなく、ここで住んで頂くお客様が永く心が落ち着く快適な住居にするための企画であることを心を込めて綴りました。

将来、ご自身の考えを曲げても、このコンセプトに賛同いただくことが、必ずやお客様の幸せに、且つ、資産価値維持に寄与すると考えているという私の信念も綴りました。

そして、残念ながらこれに賛同いただけない場合は、(お客様は、決して悪くありませんし)頂いた手付金をお返しして契約を白紙にし、別の土地を探させて頂く旨も伝えました。要は不動産会社の常識では考えられない、業者サイドからの解約を提案したのです。そして、お客様の答えは、貴社に任せるというお返事でした。その住宅が建ちあがって、お客様も喜んでくださりました。そして、1年後、その、開発現場が街並み景観賞を受賞したのです。

そのお客様を含め、数棟の小さな街並みですが、住まわれるお客様に購入していただいた金額以上のものを提供できたと思っています。

■コンサルタント講演

私は、過去に、大手のコンサルティング会社の講師として、全国で講演して回りました。とにかく営業会社は、長時間労働×社員のガンバリズムで売り上げを立てるといったような手法になりがちです。当時から、私が話していたのは、戦略的に組織営業をすることで、効率よく成果を出せるということを話してきました。戦略があれば、過度な残業など必要がないということを当社では実践しています。

■トレーディング

私のもう一つの顔であるトレーダーとしての顔。

過去には、何年にもわたって、100%以上の利回りを稼ぎ続けています。

海外の有名ファンドを直接購入したこともあります。個人投資家では購入の難しい金融投資と不動産投資は似て非なるものです。

金融投資はチャート分析能力とファンダメンタルズに敏感なことが求められ、不動産投資は土地相場の把握と賃貸借のノウハウが全て。

​堅実な成長を求める時、両者の投資ノウハウは非常に有益です。